バンドをやってみた
私はJustGivingにおいて
「100箇所の職場体験、現場体験してきます」
という挑戦を通じてピースウィンズ・ジャパンへの寄付を集めています。
今回はその26箇所目となります。過去の体験はこちら。
バンドやろうぜ
シェケナベイベー、そこんとこヨロシク、小澤です。
結局、ロックンロールなわけですよ、人生。
というわけで、今回は昔から挑戦しては本格的になる前に失敗していたバンドをしっかりやろうとおもったわけですよ、ロックンロール!
※ちなみに今回の体験記はかなり自己満なのであまりおもしろくないですよ、多分。でもやってるほうは過去最高におもしろかったですが。
高校時代のおもひで
高校生の時に、なんかの行事にあわせてユニット結成。結果、優勝。
しかしいかすバンド天国的なものに憧れながら、バンドというよりは完全なお笑いユニットになってしまった苦い思い出。
とにかくダサい。そして相棒の平野くん(現在機動隊員)がキツイ。
社会人のおもひで
バンド欲が高まり、結成。素人集団。私はギターを希望し、石橋楽器だかどこかで購入。でも弾けないのでヤマハ音楽スクールに小学生に混じり通う。
ライブを行うものの、ブルーハーツやニルヴァーナのノリノリの曲を椅子に座って楽譜を見ながらたどたどしくギターを弾くという演奏スタイルに自分でも興ざめ。
コスプレ等でごまかすも、とにかくイマイチ。
3度目の正直です
そんなこんなで、2010年に再度バンドやりたい欲が湧いてきました。
2010年のオレは今までと違います。オレにはtwitterとfacebookがついています。というわけで
「バンドやろうぜ!」
という書き込みをおこなってみました。
あっという間に20名を超えるバンドメンバーが集まり、ついに始動です!
というわけで、バンドプロジェクトが2010年12月にスタートしたのでした。
目次
今回は職場・現場体験始まって以来の長期プロジェクトでした。だからのこの体験記も長いぞ。
バンド結成からライブまでを順に書いていきますので、まずは目次。
1 バンドメンバー募集
2 練習
3 ライブ会場押さえ
4 曲目決定
5 ライブ
6 打ち上げ
こんな感じでやってまいります。
バンドメンバー募集
さっき書いたけど、今回はtwitterで募集してみました。
基本、身近の方から連絡もらったんだけど、これがかなり多くて。最終的に当バンドの陣容ですが以下のとおりになりました。
ギター 3人
ベース 3人
キーボード 2人
ドラムス 1人
コーラス 4人
サックス 1人
トロンボーン 1人
トランペット 1人
ボーカル 8人
合計24人。どうにもバンドが3つ作れそうです。
※メンバー紹介は写真と肩書き付きで最後にやりたいと思います。
加えてPAやら照明、もろもろ事務作業等をこなしてくれる裏方さんが4人います。
さらに、なんだかわからないけど
リスナー
というの応募がありました。うちは来るものは拒まずだったので仕方ないので受け入れましたが、リスナーの彼は後にほぼ欠かさずバンドの練習に来ることになり、我々を戸惑わせることになります。
そんな奴はさておき、バンドメンバーはほとんどプロやらセミプロでして、結果からいいまして異常にうまい人達でした。うーむ、身近にこんなに楽器ができる奴がいたなんて驚いたわけでした。
2 練習
バンドメンバーが決まったら、やっぱり練習です。
ライブの予定とかあったわけじゃないですが、まずはやってみようということになりました。
そんな2010年12月です。
池袋のスタジオを予約し、とにかく事前に決めた課題曲をやってみました。
お、いけるじゃねーか
というのが最初の感想です。
過去の経験とはまったく違う手応えを感じたわけですよ。さすがプロとセミプロ。やりやがる。
いける、これはいけるということで、この時点であいまいに考えていたライブが現実的になってきました。
うーーー、緊張する。
3 ライブ会場押さえ
さて、ライブをやろうと思って最初にやらなければならんのは、ライブハウスの予約です。
ライブハウスの予約するためには時期と大体の観客数を決めないといけません。
練習はなんとなく3ヶ月と決めてライブは3月後半にしました。
観客は一体何人だろう。。。今年2月にやった「すごい節分」が40人くらいだったから、うーむそうだな、なんとなく100人から200人ということでそれくらい入るライブハウスを探しました。ネットで調べたり、下見に行ってもらったりして検討した結果、今回のライブハウスは渋谷のチェルシーホテルになりました!
ここね。
渋谷 チェルシーホテル
150名くらい入るライブハウスです。なかなか老舗で有名です。
さあ、実際にライブハウスが決まるともう後には引けないっす。
練習は毎週火曜日の夜
とし、毎週練習に励みます。
しかし、練習するにしても「ライブでなにを演奏するんだ?」というのが重要なわけですよ。というわけで
曲目決定
これは正直、本当に悩んだ。
まず、基本路線で決めたのは「ライブに来る人に最大限楽しんでもらうこと」。
そのためには、オリジナル曲はなしとしました。やっぱりみんなが知っている曲じゃないと素人バンドでは辛かろうと判断。
あとは、できるだけノリやすい曲にしたいし、もちろんオレが歌いやすくないといけません。
というわけで、みんなでカラオケに行きました。
ひたすらカラオケをいれながら曲を選びます。これまた楽しい作業。これで何曲か決まりました。
さらにもうひとつの方針。
ボーカルはボクだけじゃなくて、ゲストボーカルをいれて観客に楽しんでもらう。
やっぱり、いくら知っている曲とはいえ、たいしてうまくもない素人のボクの歌を10曲以上も聞いていたらきっついわけですよ。だからいろんな人にゲストボーカルをお願いしました。結果的にボーカル8人ということになりました。
※ゲストボーカルとして誰がきてくれたのかはここでは書けませんが、本当に素晴らしい人達に来てもらったですよ!
しかし、曲と演奏の順番(いわゆるセットリスト)は本当に難しいです。結局、最後の最後まで悩み狂うことになりました。
ところで
セットリストに悩みながら毎週練習をしていた真っ只中にあの大震災が起きました。
もちろん練習どころじゃないし、ライブも無期限延期。だって停電だもの。お水とかないし。
というわけで我々の緊張の糸もプチっときれそうになったですが、バンドメンバーのお陰というかライブハウスのキャンセル代を払いたくないという思いもあり、5月に再度日程を定めました。
4月の頭から再度練習開始です。
震災後ということもあり、チャリティライブにしようということで、セットリストも再度見直し。
とにかく練習練習だよ。
バンド名
肝心なバンド名が決まっていなかったので決めることにしました。
いろいろ迷いましたが、「おばーん」になりました。まあ、なんとなくです。
ロゴは超優秀なクリエイターにつくってもらいましたよ。12案もだしてくれた中からの決定です。
5 ライブ
さて、いよいよ生まれて初めてのワンマンライブです。
そりゃもうド緊張ですよ。
チャリティとはいえ、3000円の入場料もいただきますからちゃんとしないといけません。
本当に友達のバンドのライブって過去ずっと辛かったんです。観客として行く場合。とにかくそういう気持ちにはなってもらいたくない、というその意識だけでセットリストを考えて必死に練習をしてきたわけですから、とにかく楽しんでいただきたい、その一心です。
当日は150名の皆様におこしいただきました。素人バンドのライブにありがとうございます!
スポンサーであるスターフェスティバルさんのお料理でおもてなし。
そしてついにライブ開始です!
■1曲目 矢沢永吉 とまらないHa〜Ha
派手にきめようぜええええええ
このためにタオルを作ったしね。うちのバンドはホーン隊がいるのでメチャクチャかっこいいのです。
そして、禁断の動画 カモーン!
※撮影・編集してくれたミスプリくん、本当にありがとう!
■2曲目 世良公則&ツイスト あんたのバラード
オレが15年以上カラオケで歌っている曲。これは完全に自己満足の世界。みんなごめん。
※撮影・編集してくれたミスプリくん、本当にありがとう!
■3曲目 チャリティーソング ザ・ブルーハーツ 寄付して欲しい(キスして欲しい)
チャリティイベントだから、寄付を募りました。寄付して欲しいって、ね!
ここでオレの出番終わり。
■4曲目 フレディ・マーキュリー I was born to love you(ゲストボーカル大吾)
とにかく大人気でした。
→動画は残念ながら削除
■6曲目 The yellow monkeys Spark(ゲストボーカル 永田)
電通退社記念として永田さんに歌っていただきました。
非常に盛り上がりました!
■7曲目 山本リンダ 狙い打ち(ゲストボーカル T嬢)
※メディアに見つけられると困るので写真アップできません
トランペットのソロからスタートし、ノリノリのT嬢が踊り繰りながら熱唱。天性の才能の持ち主。
■8曲目 ここでキスして / 9曲目 丸の内サディスティック 椎名林檎(ゲストボーカル I嬢)
※メディアに見つけられると困るので写真アップできません
あまりの歌のうまさに会場全員が鳥肌。録音を聞いても完全にプロクオリティ。本当にすごかった。
■10曲目 Superfly Alright(ゲストボーカル Y嬢)
※メディアと事務所に見つけられると困るので写真アップできません
本物のプロ登場。圧倒的な迫力で会場全体が最高潮に!
■11曲目 AKB48 ヘビーローテーション(ゲストボーカル T嬢、I嬢、Y嬢)
※メディアに見つけられると本当に困るので写真アップできません
ありえない3人によるヘビーローテーション。会場がダンスで大盛り上がり!
■アンコール1曲目 サザン・オールスターズ 希望の轍(ゲストボーカル F氏)
※メディアに見つけられると困るので写真アップできません
被災地に送る歌として、サザンの名曲をゲストボーカルによりお届け。ホーン隊が最高にかっこ良かった。
■アンコール2曲目 おざーん 矢沢永吉 とまらないHa〜Ha
せっかくタオルを作ったので、最後にもう一度タオルを投げさせていただきました。
もうね、本当にとにかく楽しかったです。
合計約1時間半、全13曲の最高のライブになりました。
心配したお客様も大変喜んでいただき、僕も非常に安心したわけです。
6 打ち上げ
やはりバンド、ライブといったら打ち上げです。
ライブ後の打ち上げというのは本当に楽しかった。異常な高揚感が冷めず、みんな大興奮のままあの曲はああだった、こうだったを思い思い語り合う。僕も飲めないお酒を飲んで酔っ払ってしまいました。
いやあ、本当に楽しかった。
バンドに関するまとめ
■とにかく音楽の力はすげえ
今回、バンドメンバーは大学生から40代まで幅広くいたわけだが、まさに音楽の力で、年齢、社会的立場に関係なく本当に30人が仲良くなったのです。それはもう、感動的に仲良くなりました。音楽すげえ。なんかバンド終わってもしょっちゅうめし食ったり、飲みに行っています。
■ライブはメチャクチャのたしい
ライブ、めちゃくちゃの楽しい。もう本当に最高。1ヶ月たった今でもニヤニヤしちゃいます。
ライブに来ていた多くのお客さんもものすごく楽しそうでした。まあ、こっちは希望的観測もありますけど。
■打ち上げ最高
噂に聞いていたライブ後の打ち上げはまさに予想通り楽しい。
■笑いというのは実力に裏打ちされたものである
下手なバンドがフザケると本当に辛い。うまいバンドがふざけているとかっこいい、といことがわかった。やっぱりなにごともある程度実力あった上でふざけないと笑えないよね。これは何事にも言えるかもしれない。
おばーんメンバー紹介
さかい (バンマス、ギター)
弁護士
楽天時代は郵便を配るメールボーイでありながら、その後司法試験に合格し弁護士になるという異色の経歴。また、学生時代はヤマハのなにかのバンドコンテストで優勝し、事務所に所属していた完全なミュージシャン。ファストフード「ベッカーズ」のハンバーガーを作る部門で日本一になったという過去もある。とにかくよくわからない。
臣 (ドラム)
元Yahooで開発関連の部長さん、現在ピド株式会社取締役
ボクとは元々電脳隊の時からの知り合いなので10年以上の付き合い。おばーんでは唯一の出ずっぱり。最高のドラマーだが、ノッてくると顎がしゃくれてくるという謎の癖がある。
おかもっちゃん (キーボード)
株式会社クロコス代表取締役、株式会社ジョイア 代表取締役
ボクとは1995年に入社したCSKの同期なので、かれこれ16年の付き合い。プロレベルのキーボード奏者であり、おばーんの裏のバンマス。
ゆっけ (キーボード)
現在ロレアル 元楽天の部長さん
バンド演奏に不慣れながら、最後は猛特訓にて希望の轍等ですばらしいキーボード演奏をみせてくれました。
わだっぷ (ギター)
株式会社ロケットスタート取締役 CTO
天才ギターリスト。完全なるプロレベル。本当にうまかった。わだっぷワールドをもつ。
佐々木 (ベース・ピアニカ)
モノポ代表取締役かつ早稲田大学学生
プロミュージシャンとして、スタジオレコーディングやツアーに参加の経歴をもつ。
しゅん (ベース)
モノポ取締役 プロをめざすものの果たせず。しかしほんとうにうまい。熱くなるとボーカルを押しのけてでも前にでる精神の持ち主。
光田克 (ギター)
楽天オークションの人。おれとは10年近い付き合い。アコギをかき鳴らしていた。椎名林檎のパートでかなりいい音だしてた。
中村陸 (ベース)
株式会社シゲル代表取締役 モバイルが詳しい人。
やすてぃぽ (サックス)
フェスティポ代表取締役 元楽天
クラシック専門ながらロックをむりやりやったサックス奏者。ホーン隊の結成に尽力。おつかれやま。
山P (トランペット)
茨城のどっかの町の役人。そして超絶にトランペットがうまい人。いや、本当にうまい。
野田くん (トロンボーン)
練習中はものすごいしかめ面で、ひょっとして怒っているんじゃねーかくらい思っていたがライブが始まったら終始えがおで踊り狂っていた。とてもいい人。
杉さま (コーラス)
ホクトシステム株式会社という会社の取締役かなにか。元楽天。コーラスとしてもセンスいいし、ダンスが上手。舞台映えする男だ。
あきちゃん (コーラス)
7月からワインの勉強のためにフランス留学するあきちゃんはとても歌が上手でした。
こすけん (コーラス)
電通。ファッションとダンスがおやじくさいと評判。次回はその方向性をつきつめさせようと考えている。
けんた (コーラス)
マッキンゼーの若者。元エグザイルのコーラスという鳴物入りで加入するも、練習不足によりみんなから叱られるハメに。
たまちゃん あすかちゃん (裏方)
PAやらイベント進行やらを全部やっていただきました。本当にありがとうありがとう!
藤井 (ボーカル)
クックパッド。浪漫飛行を歌う。カラオケでのモノマネには定評があるがライブ直前に喉をつぶし、結果的にライブでやったモノマネは似てないという疑惑あり。次回に期待。しかし会場の盛り上げはさすが。
ダイゴ (ボーカル)
ライブではフレディ・マーキュリーとして登場。今回の大金星。
永田大輔 (ボーカル)
電通をやめ、ディスタントドラムスを設立。今回はSPARKを歌い、非常のライブを盛り上げた。しかし、いかんせんデブ。
平山 (リスナー)
電通平山はなにもできないのですが、リスナーというよくわからない名目で一応バンドに参加。
必要だったかは不明。
それ以外にも映像協力のミスプリくんをはじめずんの、ちさ、まみこ、すがっち、とん吉、スポンサーのスターフェスティバルさん、チェルシーホテルのスタッフの方々いろんな人にお世話になりました。本当にありがとうございました。
来年くらいに第2回ライブ、やりたいと思っています。その際はぜひいらしてくださいね!
おしまい