クラブDJを体験してみた


DJ GC's Hands In Action / Lorri37

小澤の職場体験シリーズです。
今回は、職場というか現場体験っつーことで「クラブDJ」を体験してきました。
さて、クラブですよ、クラブ。正直僕は大学生のときにちょこちょこ行っていたくらいでここ15年は無縁の場所です。客としてすら無縁なのに、DJをやるなんてまさに考えたこともなかったですわー。こういう機会は実に貴重。

お世話になった人

  • 吉山勇樹さん(U-KIC)


(株)ハイブリッドコンサルティング 代表取締役CEO
年間200日を超える企業・団体での研修・講演をはじめ、残業削減・業務改善コンサルティング、大学や官公庁からの受託プロジェクト等を手掛ける。また、テレビ・新聞・雑誌等、多数のメディアへも精力的に登場(本人サイトより)。
またDJとしては、今年でDJ活動15年目。絶頂期は単独での海外ツアーや全国ツアーを展開。着うたサイトで自身の楽曲がTopに。国内外のアーティスト共演多数

という多才な人です。ダンドリに関する本やらなにやらをたくさん出しています。


お世話になった日の流れ

20時 ドン・キホーテ集合 DJっぽい服装等の買い物を行う
21時 近所のカラオケボックスにて着替と食事
23時 クラブ前集合 入店後準備
24時 DJ開始
25時 終了 打ち上げへ

実際のプレイは1時間です。
さて、詳しく見ていきましょう。

何を着たらいいのか

さてこの話が来たときに最初に思ったのは

「何を着たらいいんだ」

ということでした。いや、バカにしてはいけません。サラリーマンがダークスーツを着るように、コックさんが白いコック服を着るように、お医者さんが白衣を着るようにやっぱりDJをやる以上かっこから入らないといかんと思ったわけです。
というわけでまずはドンキに行ってみました。ちなみに行こうか迷ったもうひとつの店はは「しまむら」。
しかしDJといってもお医者さんの白衣ほどわかりやすい服装があるわけじゃないので弱ってしまいます。DJっぽいといって私が思い浮かべたのはこれ。

やっぱり僕の貧弱な知識の中でのDJはm-floな感じなわけですよ。
しかし、もちろんドンキには売ってないわけです。困り果てた私としては結局、金髪のズラとキティちゃんのパーカーという極めて中途半端なファッションを購入。できあがりがこれ。

恥ずかしいまでの中途半端。実に残念です。
とまあ、そんなこんなでいよいよクラブに参るわけです。

お世話になったクラブ

麻布十番の「WAREHOUSE702」です。
お店の前で吉山さんと合流し

「DJです」

と言いながら入店。フロアはかなりでっかいです。しかも、当日は超有名DJ「i-dep」さんがメインです。そんな時に僕なんかがDJブースにあがっちゃっていいのかなー、とかなり不安。

クラブでのDJの待ち時間

さて、出番の24時まで1時間くらいあるということで、待ち時間。何をするかというとVIPルームに行き、飲む。シャンパンとか飲む。もちろん僕はお酒が飲めないからコーラを飲む。それにしてもDJがVIPルームで騒ぐというのは実にイメージ通りの感じでよい。わあわあ騒いで楽しく飲む。24時の10分前くらいになっていよいよ準備。とはいってもブースの近くにいくくらい。

さていよいよプレイ

時間になるとDJブースに入ります。もちろんDJをするのは吉山さんなので、僕はなんかお付きの者的に横に控える感じ。
先にプレイしている人がいるのでその人の後ろに立ちながら曲の入れ替え。僕にはどこから入れ替わったのかよくわからず。
ダンスフロアはちょっと寂しい状態。ガラガラ。しかし、なんにも気にせずDJ吉山がプレイ開始。いけぃ!

さてDJブースには、なんかイメージ通り大量の「つまみ」やら「ボタン」が存在します。

※イメージ図

DJ Tavin Reiter / Night Star Pictures

DJ吉山はそれをぐりぐりいじくる。なんだかとにかくいじくります。
なんのためにいじっているのかはまったくわからず。まあ、もちろんなんかの調整だろうけど。
なにをやっているにしても雰囲気も含めてグリグリいじっていただくのは重要である。
曲はCDがベース。どんどんCDを入れてかえていく。よくもまあどのCDをになんの曲が入っているかわかるもんだなーと感心してしまう。

さて、そんなこんなでやっているとあれよあれよと曲に惹かれてだかなんだかダンスフロアが混んできます。あとでU-KICKに聞いたところ、自分のプレイでダンスフロアにお客さんを引っ張ってくるというのは醍醐味の一つみたいです。たしかに開始前より明らかに踊り狂っている人が増えています。

そして、そんなお客さんたちはみなDJブースを見上げ大盛り上がりしているわけですから、DJ側としてはこれは確かに気持ちがいいです。僕の気持ちもたしかにアガってまいります。

さて、そんな僕がDJブースでなにをしていたか。
まず、僕は当然DJプレイなんぞできませんしツマミの意味もわかりませんので基本なんにもできないわけです。また、もちろん僕が立っている前には機械があるわけでもありません。
ただ、このクラブの場合DJブースがかなり高い位置にあるため僕の前に機械がなんにもないということはバレません。

参考写真


というわけで、僕はまるでなにかをいじっているかのようなフリをして、実際はi-Phoneをいじってました。twitterとかに「DJブースなう」とか投稿したり。
あとでフロアにいる人に聞いたらとりあえずはなんかやっていそうに見えた、ということなのでとりあえずDJ偽装は成功だったのでしょう。

こんな感じでそれっぽさを演出。


そんなこんなでDJタイム終了。最後はあんなにガラガラだったダンスフロアが大勢の人でうまっておりましたよ。さすがな、DJ吉山=U-KIC!

最後にU-KICKと一緒に。

さて、感想

クラブDJに憧れる気持ちがわかりました。あれはちょっとしたコンサートです。スターです。僕もスターになった気分がちょっと味わえました。好きな音楽をかけて、それでみんなで大騒ぎできるのは確かに最高です。
ただ、見ず知らずの方々を音楽で盛り上げていくというのはとても難しい。僕にはとてもできそうもない。カラオケやさんだったらある程度できたりするんだが、クラブは無理だ。クラブで僕の大好きな劇団四季のライオンキングのCDをかけても誰も踊らないし。

一方であとから吉山さんに聞いたところ、DJで食べられている人は本当に少ないらしい。ほとんどの人が本業を持ちながらDJをやっているらしく専業はごくわずか。やっぱり憧れの職業というのはそういうもんなんだろうな。

しかし本当に久しぶりにいったクラブはわりと楽しかったので、たまには行ってみようかなーと思った次第。ズラかぶって。