職場、現場を体験したいわけ
キッザニア東京 / iogi
やっぱりね、大人にもキッザニアが欲しいわけですよ。
先日子供と一緒にキッザニアに行ってきた。
異常に楽しそうで、僕は本当に羨ましかった。とにかく
「なんで大人は参加できないのよ」
と思った。あれもやりたい、これもやりたい。悔しい。
一昨年、マッキンゼー（コンサルティング会社ね）のプログラムのメンターをやっていたときに、学生たちが大人のキッザニア企画というものをたてていたこともあり、これはやっぱりあったほうがいいと思うわけです。
あらためて僕が思うキッザニアのいいところは
- エンターテイメント性
です。職業訓練所とかいわゆる大人向けのものは基本的に
- 役に立つ実務的なもの
なわけです。当たり前だけど。でもキッザニアって
- その職業の魅力的なところだけを短時間で楽しんでもらう
ということに重点がおかれております。まさに職業という形をかりたアトラクションなんです。
例えるなら農業でいうところの「イチゴ狩り」ですね。裏にある苦労を一切無視して楽しいところだけを「体験」するというアトラクションです。
僕は大人に対してもこういうスタンスの職業体験ってあってもいいと思うんです。もちろんその場合は参加者が楽しむわけですから、参加側がお金を払うべきだとも思います。
要するに就職とも転職とも切り離された、「職業アトラクション」です。もちろんそこで興味をもてば就職や転職につながるかもしれませんが、主従関係は主がエンタメというのが大事で、だからインターンとは違うんです。
僕はできることなら
- コックさんになって料理を作ってみたい
- 学校で先生になってみたい
- 裁判で弁護してみたい
- 洋服をデザインしてみたい
- 消防士として火を消してみたい（エンタメ的に）
- 巨大会社の社長として指示をだしてみたい
- アナウンサーとしてニュースを読んでみたい
- プロ野球選手として9回裏2アウト満塁の逆転のチャンスでバッターボックスに立ちたい
- 俳優として舞台にたってみたい
- コンサートを開きたい
- カーレースに出たい
- 泥棒を捕まえてみたい（エンタメ的に）
- 探偵として尾行をしてみたい
- ディズニーランドのジャングルクルーズのお兄さんになってみたい
- カメラマンとしてモデルを撮影したい
- 稲刈り、収穫、田植えをしたい
とかとにかくたくさんやってみたいです。
でもいちいちそういう職に就くことなんてできないし、そもそも才能ないとできないものがたくさんありすぎる。だから、ほんと半日だけでも体験できるなら全然お金払う。体験したからこそわかることがたくさんあると思う。
だから僕は知り合いにお願いして、できるだけいろんなことを体験しようと思うんです。
絶対楽しいと思うんだよなー。もちろん、いきなりエンタメ性なんて求められないからまずはとにかく体験。その中からキッザニアみたいに楽しい職場、現場体験が生み出せればと思っとります。
目指せ、100ヵ所！
