和菓子屋さんを体験してみた

このblogを読んだ人から連絡をいただいた。

「実家が柴又で和菓子屋さんをやっているんですが、体験しませんか」

もちろんやりたい!
というわけで、早速行ってまいりました、柴又。
正直、軽い気持ちでいってきたんですが、かなり本格的な体験になってしまいましたので、ビビったYO!

柴又帝釈天は実に雰囲気がいい


柴又帝釈天、行ったことありますか?
一定の年齢以上なら「寅さん」のイメージがあるかと思います。

駅前にある寅さんの銅像

僕は18年ぶりくらいに来たんだけど、とっても感じがいいです。参道にお店がたくさんあって、一軒一軒覗いていても楽しい感じ。ここは東京だっけ?と思ってしまうような、ちょっと旅気分です。


職場体験の前に、まずは帝釈天にお参りです。商売の神様ということなので、しっかりお参りしました。
山門がかっこよい。


境内では芸人さんが見世物をやっています。

いよいよ和菓子を作る

さて、いよいよ和菓子を作らせていただきます。
今日、お世話になる「い志い(いしい)」さんは帝釈天の参道の中にあります。とっても立派な店構え。

白髪の方が店主のお父様。

今回連絡をくれた石井さん。ありがとう。このお店の次男坊だそうです。

ご覧の通り、柔道部出身。

まずは芋ようかん!

いよいよスタート。まずは「芋ようかん作り」です。
芋ようかんと聞くと浅草の舟和さんが有名ですが、い志いさんではお店ですべて手作りで作ってるとのことで、体験させていただきました。


1 芋の皮をむく
お芋

いわゆつ野菜向きピーラーの巨大なやつでどんどんむきます

はい、むけた!

全部むいたら、芽を包丁でとっていきます

慎重にとります

汚れるんで、すっかり着替えまして気分は職人さん。

こんなにむいた!


2 お芋をふかす
むいたお芋をふかします。
この時点ですごくおいしそう!


3 つぶします
ふかしたお芋を、潰します。
このボールで4キロのお芋。これが一つの箱にいれられ54本の羊羹になります。

500グラムの砂糖を投入!

熱々のうちに一気に潰します、混ぜます!すごい重労働です。

元の形がなくなるようにぐんぐんつぶしていきます。


4 冷やす
潰し終わったお芋を5分から10分程度冷やします。


5 箱にいれて押し込みます

お芋を箱にいれていきます

蓋をしめて

押します。

とにかく押します。

さて、押し込んだあとに、箱から出すと見事に形が整っています!うほ、綺麗!


6 切ります

包丁を慎重にいれていきます。

7 出来上がり!
芋ようかんが出来上がったですー!

早速試食。うますぎる!

最中の部

次、最中いってみよう。

1 焼きあがった最中に餡子をつめます

2 蓋をしめて

3 できあがり
かわいい!

どら焼きの部

どら焼きを作ろう。でも焼くのは職人さんなので、お手伝い。

焼きあがったどら焼きに刻印をおす

これに中身をつめます

ちらのアンは小倉ホイップ的な異常においしそうなもの

できあがり。おしかった!

亀屋さんに移動して草だんごを作る

次に、「い志い」近所にある「亀屋」さんに移動し、草だんごを作らせていただきます。

お世話になった、亀屋さんの若旦那、岩崎専務。

やさしそうなお母様。

スライドを使って、草だんごの作り方を教えていただきました。私なんぞのために、ありがとうございます!恐縮です。

さて、いよいよ実地。
亀屋さんの白衣に着替えまして、いざ出陣。

お団子の素

この道具を使って、丸くお団子にするという作業です

まずは、岩崎さんが見本を見せてくれます。ふむふむ。

いよいよ、おざーんデビュー。すごい緊張。
なぜならですね、よくわからないんですが、すごい観衆が集まっているんです。
意味不明。

のばしてのばして。ああ、緊張してますねー。「この人は修行中の人?」とかいう声が聞こえてきます。うー。

のばした草もちを棒状にしまして秘密の道具の上に並べます

蓋をして何回か前後に動かします

ぱっと開けると出来上がり!

見ていたおばちゃんたちから拍手があがりまして嬉しい限りでございます。

餡子をもりつけて出来上がり。美味しそう!

自分でつくった草だんご、最高!
作ってないけど、焼きだんごも出していただきました。これまた美味!

いやあ、美味しかった!亀屋さん、ありがとうございました!
そんなバカうま亀屋さんの草だんごはこちらで買えます〜。

纒を触らせていただきました!

ひらすら甘いものを食べましたんで、ちょっと腹ごなしということもあり、お祭りで使う「纒(まとい)」を体験させて頂きました。

岩崎さんの見本。ワッショーイ、ワッショーイ!

さて、私。お、重い。。。

危なーい!あわてて駆け寄る2人。

というわけで、とにかく難しい。。。

まとめ

柴又いいとこ、和菓子つくり最高。自分で作ったお菓子は本当においしい。
石井くん、ありがとう。
そして、体験の際はコスプレと観衆がいたほうが盛り上がることがわかってきた。
柴又にはまたぜひ行きたいです。おすすめですよ!


<今回お世話になったお店>

■い志い
http://www.shibamata.jp/shinmeikai/ishii/ishii.html
住所:葛飾区柴又7-6-20
TEL:03-3657-1749 FAX:03-3657-2736


■亀屋本舗
http://www.kameyahonpo.com/
東京都葛飾区柴又7-7-9
TEL:03-3657-6670 FAX:03-3673-4139
営業時間 9:00〜17:00